学習のカタチ

フリースクール【Luana】の特徴

①安心安全でリラックスできる学習環境

オルタナティブ教育の一つである、イエナプラン教育をモデルとし、オリジナルなカリキュラムを実施しています。

第一に、子ども達が自分らしく活動できるために、『安心安全でリラックスできるアットホームな環境』を整えています。スクール内での家具や置物、装飾の配色・配置に配慮し、観葉植物、くつろげる場所などを用意し、子ども達の緊張が和らげられることを大切にしています。

 

本校は小学1年生から中学3年生までを受け入れている【異年齢構成】で学年を意識することなく、共に交流しながら学習を進めます。毎朝の『サークルタイム』では、全学年で活動を行います。

各自の学習は、自分に合った課題を自分のペースで学習する「個別学習」で行います。学習教材もお子さんに合わせたものを使用するため、全員が同じ時間に違う課題に取り組んでいます。週の始めに、各自が《週ごとの時間割表》を個別に作成して、各自の予定に沿った学習活動を進めています。

宿題やテスト、成績表などはないため、「比較・競争・優劣」などを感じず、お互いにお互いの課題を尊重して学習活動を進めています。学習場所は決められておらず、各自が自由に選び、自分の心地よい場所で活動を行っています。

イエナプラン

②ヨガタイム

毎月2回(第1週・第3週)の月曜日の1時間目に実施。1週間のスタートに、朝子ども達の心と身体の正しいバランスをヨガで整えます。

大人も子どもも周りに振り回されがちな現代社会で、センタリング(意識を自分の内側に向け集中力を高めること)を行い、気持ちを安定させ、落ち着きを取り戻します。自分らしく自分軸で生きていくための体幹と心の軸を育てます。多数のヨガの資格をもつ、塩飽が担当します。

バイタルデベロップメント

③ボードゲーム教育(ボードゲームタイム)

現代は「子どもがデジタルゲームから離れない」というような悩みをもつ時代です。ルールやシステム、答えがすべて用意され、決まっているものを腕を磨いて攻略することを目指すデジタルゲームとは違い、アナログゲームは参加者によって自由にルール変更や工夫ができ、新しいものを創造することができる遊びです。また、ボードゲームを活用することで、コミュニュケーション能力はもちろん、協働力、論理的思考力、瞬発力、判断力、発言力、発想力、情報整理、図形認知力など様々な能力を楽しく育成することができます。

さらに、誰でも気軽に「勝つ体験」「失敗する体験」をすることができるので、自己肯定感を育てていくことができます。

本校では、毎週木曜日の午後の時間(90分)を『ボードゲームタイム』として子ども達の頭と心の育成に力を注いでいます。


④畑の時間

毎週水曜日は、西東京市にある無農薬野菜を栽培している《小林農園さん》のところで農業体験を行います。一年を通して季節ごとの野菜の様子や種類、種の蒔き方、野菜の育て方や収穫などを様々な手伝いをしながら学びます。また、自然と触れ合う体験や農業に関わる職場体験を積み、自然の恵みや豊かさを味わいます。農業のお手伝いをした後は、お土産にその日収穫した野菜をいただいて帰ります。

畑の時間

⑤インプロタイム

2024年度より、毎月1回『インプロタイム』を始めます。インプロとは、「インプロヴィゼーション(即興)」の略語で、その中のアイスブレイク的なワークを取り入れて、みんなで楽しみながら自己表現の面白さを味わっていきます。インプロの精神である《Yas,and》は、相手のアイディアや意見を受け入れて、そこに自分のアイディアや意見を付け加えていく安心のコミュニケーションスキルです。

インプロを通して、自分と友達の個性や感性、失敗を楽しむ・受け入れる経験を増やしていきます。

 


⑥ジャパニーズタイム(プロジェクト学習)

2024年度より、年間を通して、日本の《文化教育》を行っていきます。

日本の音楽や芸術・芸能である、雅楽や日本画、能や歌舞伎・狂言。日本食のお茶を学んだり味噌作りをしたり、布や和紙染め、布わらじ作りなどの体験活動。スポーツの相撲や空手、アニメ、日本の文化遺産や建造物、歴史を学ぶことなど、何の活動をするかは子どもの様子をみながら決めますが、様々な角度から日本を調べ・知り・学んでいくプロジェクト型学習を行います。

※このプロジェクト学習は【週4日コース】在籍の小学4年生以上のお子さんが対象となります。


⑦ヴァーチューズ・プロジェクト教育(52の美徳教育)

本校では、毎日の振り返りの時間に《52の美徳カード》を用いて今日発揮した美徳を知り、自己肯定感を伸ばす取り組みを行なっています。

ヴァーチューズプロジェクトとは、52の美徳と5つの戦略に基づくカナダ生まれの教育プログラムです。このプログラムは、1994年の国際家族年に「あらゆる文化の家族のためのグローバルなモデルプログラム」として国連事務局から推薦され、世界中に広まりました。

 

お子さんが自分らしく輝くために育てたいチカラの一つに

「自分を認め大切にし、自分の人生を丁寧に生きるチカラ《自己肯定感》」があります。

   

コミュニケーションの土台であり、一番の肝は、『自分を自分で認めている』ことです。

自分の人生の主役は自分。本当に自分を満たしてくれるのは、「どんな自分であっても自分は自分でよい。自分は素晴らしい!!」という【自分の価値は自分で決める】という揺るがない自分軸。自分のエネルギーを自家発電するチカラです。

そのチカラはどんなに失敗しても、勝負に負けても、「頑張っている自分は最高!」「自分にはきっとできる」「いつでも自分はやり直せる」といえる根拠なき自信と信頼を生み出します。

 

本校は、国連認証教育プログラム《ヴァーチューズ・プロジェクト教育》を取り入れ、お子さんの自己肯定感や自己受容感、良さを日々の教育活動で実践し伸ばす教育をしています。

ヴァーチューズプロジェクト教育

学習のカタチ


【サークルタイム】

 午前9:30から10:00の30分間、全員で丸い輪になり、内側を向いて座る。

 

《活動内容》

・コミニュケーションゲーム(自己紹介・仲間作り・ストレスマネジメント・コミュニケーションスキル)

・体力づくり体操(体幹を整える)

・絵本読み聞かせ(アニマシオン・ブックトーク)

・学習の発表タイム

・時事問題について知る(新聞スクラップ)

・子ども哲学の時間 

・漢字ゲーム・算数ゲーム・都道府県パズルゲームなど学習に関する物

・カードゲーム・ことわざ・四字熟語かるた・学習トランプ


【個別課題学習】

トライアングルタイム

各自、自分の学習課題を選択して学習する時間。 図工などはグループに分かれて取り組むこともありますが、基本的に個別学習になります。

 

《活動内容》

・各教科ごとの基礎的な学習

(教科書・ドリル・通信など、お子様ごとにさまざなま教材を使用)

 

☆図形パズル、漢字ゲーム、かるた、クイズゲームなど学習補助として使用。

 


【図工・音楽・家庭科学習】

スクエアタイム

《活動内容》

・不定期で図工・音楽・家庭科の活動を行っています。

 

図工では、これまで「編みかご」や「紙版画」「ストローヒンメリ」「キャンドル」「竹のうちわ」「立体パズル」「メッセージボード」「紙粘土和菓子」「ハニワ」「パステル絵画」「オリジナル絵本」など様々な工作と絵画作品を作ってきました。

 

音楽では、「ドレミパイプ」「ハンドドラムによるリズム遊び・和太鼓」「ハンドベル」などの合奏。

 

家庭科では、毎週金曜日の《おにぎりランチクッキング》や、行事ごとのイベントで《オヤツクッキング》の調理をしています。

そして、3学期には毎年《クロスステッチ》作品に挑戦しています。


カリキュラムの特色

①【1時間】の授業を45分で区切らず、じっくり集中できる時間に。

子ども達は、活動に夢中になると1回の授業が45分では足らなくなります。

本校は午前中の授業を2コマ(60分×2)午後1コマ(90分)としています。【午前】【午後】と大きく分け、午前中は2教科に取り組むなど、学ぶものや取り組み方を変えてもいいし、続行しても良いカタチにし、自分のペースで学習を進められるようにしました。

公立の学習カリキュラムのように1日に午前中4時間、午後に1・2時間といった、様々な教科を次々に時間で切り替えるのではなく、じっくり今の課題に取り組めるようにしています。また、トイレや水分補給は許可を得る必要はなくいつでも自由です。

②時間割は一人一人違います。お子さんと相談して作成しながら、週の中で調節していきます。

様々な子どもの既習状況・発達状況に合わせた課題に沿って、時間割りを個別に作成します。1週間の中で、どの教科の課題をどこで取り組むのかは子ども達自身が決めて、自分の時間割を組みます。毎日今日の活動を振り返り、進度に合わせて訂正しながら進めていきます。

③学習内容は子どもの学習の習得度によって決めます。

基本的に自分の学年で習得するべき課題を年度の終わりまでに習得することを目指します。しかし、既存の学年によらず、お子さんの学習状況により、学ぶ内容を決めていきます。学習の理解が進んでいれば上の学年の学習に取り組むこともありますが、自分の学年の課題内容よりも下の学年の学習内容の理解ができていなければ、前の学年の学習から取り組みます。